コンパッション(慈悲)、勇気、つながり(縁):他者への奉仕を通して自分を見出す

ジョアン・ハリファックス老師を迎えて 第3回特別セミナー

写真提供:孝道教団広報部

2023年4月5日

会場:孝道山本仏殿

時間:10:00-13:00

主催:孝道教団・国際仏教交流センター(IBEC)

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仏教タイムス4月20日
中外日報4月14日

孝道山の国際仏教交流センター(IBEC)主催のセミナーで2019年、米国ウパーヤ禅センター創設者ジョアン・ハリファックス老師が、医療や介護など「苦」に向き合い支援する人の心のケアについて語った時から4年がたちました。この間、新コロナウイルス禍で世界が一変したことはご承知の通りです。

コロナ以前に多くの人が経験していた「苦」の状況や心の危機は、コロナ禍で悪化し、多くの人がより深い孤独に陥っています。それに伴い、医療や介護はじめ「奉仕」に携わる人の中には、より困難なケアを強いられている人もいます。

一方、対面での交流が再開しつつあります。家族・友人はじめ他者にじかに手を差し伸べることができる喜びは、行動を控えざるを得なかったこれまでの時期を思うとひとしおです。

私たちはコロナ禍の経験を通じて「信頼」の大切さを痛感しています。それは家族や友人ら他者に対する信頼、社会の安全に対する信頼などです。

ハリファックス老師は前回の講演で、ケアを提供する人の感情の特質として、利他心、共感、誠実さ、敬意、関与の5つを挙げました。医療や介護はじめ奉仕の根拠となるのは、安心や希望であり、それが他者への信頼を醸成していくのでしょう。

仏教では、念、観、慈悲、回復力、平静、信頼など、持続可能なケアを支えるさまざまな悟りの資質が説かれています。こうした資質に基づき、私たちは他者への奉仕を通して深い喜びや充足感を見出すことができるのでしょう。

ハリファックス老師は、これらの資質を身に付け、奉仕に喜びを抱いている方です。このような資質を身に付けるためのトレーニング方法について、老師と対話し学ぶセッションにぜひご参加ください。

ジョアン・ハリファックス博士(禅僧、人類学者、社会活動家)

仏教指導者、禅僧、人類学者。米国ニューメキシコ州サンタフェにあるウパーヤ禅センター創設者・主管。 医学人類学で博士号取得。米国国立科学財団特別研究員(映像人類学)、ハーバード大学名誉研究員(医療民族植物学)、米国議会図書館特別客員研究員など歴任。ウパーヤ禅センターによる刑務所でのボランティア活動、ネパールでの移動診療なども行ってきた。

プログラム

10:00 主催者側からの挨拶。岡野正純師(孝道山統理)

10:15 ハリファックス老師の講演

11:45 休憩

12:00 質疑応答

13:00 終了

対象

・仏教の僧侶や宗教者で持続可能なケアのスキルを身に付けたい方。特に、所属する宗教・宗派の養成システムの中でケアのスキルを身に付けることに苦心している方を歓迎します。

・医療や介護に携わる方で、従事する医療・介護活動の中で持続可能なケアのためのリソース(力量)を見出そうとされている方を歓迎します。

主催: 国際仏教交流センター(IBEC)

料金: ¥1,000円 150名限定、要申込

会場参加専用お申込先: ジョナサン・ワッツ(IBEC) wattsj@jneb.net
オンライン参加専用お申込先:Peatixからとなります

記録として、ご記入ください。

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会場:孝道山本仏殿

221-0064 神奈川県横浜市神奈川区鳥越38番地

TEL:045-432-1201

ファックス: 045-434-1188